トップページ_1801

Outline

がん遺伝子解析

がん細胞の塊、悪性腫瘍(がん)は、自ら細胞死(アポトーシス)を起こす、あるいは免疫細胞によって破壊されるなどすると、DNAを含む細胞物質が血中に流れ出、老廃物として体外に排出されます。
がんDNA血液検査は、血液中に流れ出ているがん細胞のDNAを解析、その流量を数値化するがんのスクリーニング検査で、画像検査等では見つけられないレベルの微小な腫瘍をも検知する超精密検査です。
その解析機器はノーベル賞を受賞した技術が用いられています。
がんが公表されることで社会的に影響を与える方、がん治療で急に仕事を休めない経営者ほか、早い段階でがんを見つけ、その対策に時間が確保できるがん検査です。

Introduction

がんとは

がんは突然できる病気ではありません。
実は長い長い時間をかけてがん細胞が成長(増殖)し、大きな塊(悪性腫瘍:がん)になっていきます。
『自分は健康そのもの!』という方でも自覚症状のない小さながんが体の中にあるという方は少なくありません。
また、大腸がん、肺がんのように病名に器官の名前がついているのでそれら器官の病気と思われがちですが、がんはあるきっかけで細胞内の遺伝子が突然変異を起こしてしまう、細胞の増殖の制御が効かなくなる人の命をも奪う病気なのです。
いまだその発生や増殖のメカニズムはほんの一部しか解明されていませんが、医療の進歩とともに根幹部分であるがんに関係しているがん遺伝子と呼ばれる遺伝子が徐々に解明されてきました。

Phase

3つの相

排除相 がん細胞は免疫系によりすべて排除されている正常な状態。加齢等により免疫系は不活性化し、 免疫の働きをすり抜けたがん細胞が現れ、腫瘍となります。
平衡相 微小な腫瘍は存在しているものの免疫細胞によってがん細胞が大きくなるのを抑えこんでいる期間。がんが消えることはありませんが、大きくもならず、進行もしません。この期間は5年から20年といわれています。
逃避相 がん細胞が免疫系の認識から逃れる能力(免疫逃避機構)を獲得し、増殖が著しく進行します。その結果、がんが顕在化、画像診断等で発見が可能な時期。早期がん、進行がんといわれるステージとなります。

がん細胞ができ、増殖、塊に、さらに大きくなり、命を危険にさらすようになるまで大きく3つの段階があります。
体の免疫細胞が日々発生するがん細胞をすべて殺傷している期間を排除相(はいじょそう)と呼ばれる段階です。若い方ががんになりにくいのは免疫機能が活性しているからなのです。
しかし年齢を重ねると免疫機能の活性は落ちていくと、がん細胞は免疫細胞をすり抜け、小さな塊となります。小さな悪性腫瘍、いわゆるがんができます。
ただ免疫機能の活性は落ちるものの、まだまだ免疫細胞は活動している期間であるため、がんを攻撃、排除しようとします。
ところががんも成長するため、がん細胞と免疫細胞の攻防が繰り返され、がんは大きくもならず小さくもならないといった状態が長く続きます。これを平衡相(へいこうそう)と呼んでいます。
この期間のがんは自覚症状がほとんどなく、数年から20年くらいの間続きます。残念ながら画像検査等のがん検査では検知できません。
あるタイミングでがんは急激に大きくなります。
がん細胞は免疫細胞の攻撃を避けるため、自分はがん細胞ではないという目印をつけるようになります。これを免疫逃避機構と呼び、免疫細胞ががん細胞を認識できなくなってしまいます。
この期間を逃避相と呼び、がんは画像検査等で見つける大きさになっていきます。

Inspection

がんを見つける

日本のがん検診は、市町村などの住民検診に代表される「対策型検診」と、人間ドックなどの「任意型検診」があります。
対策型検診は、がん死亡率の減少を目的として公的な予防対策として行われています。
任意型検診は、医療機関などが任意で提供する医療サービスで、様々な検診方法があり、自分の目的や好みに合わせて検診内容を選択することができます。
がん遺伝子解析(がんDNA血液検査)は、リキッドバイオプシー(血液生検)と呼ばれる血液を採取する検査手法で、目視によってがんを見つける検査ではなく、がんの存在を特殊な解析機器によって見つけ出します。
簡単に言えばアナログ的な手法ではなくデジタル的な手法でがんを見つけ出すもので、欧米ではすでに実施されている検査です。

Cancer gene analysis

がん遺伝子解析(がんDNA血液検査)

がん遺伝子解析は、血液中に流れ出しているDNAの中からがん細胞のDNAを検知、その流量を測定、数値化するがんのスクリーニング検査です。
DNAを検知するため腫瘍の大きさには依存せず、画像検査等では検知不可能な微小ながんの状態でもその存在を明らかにできるのが特徴です。
20mlの採血だけ。検査結果は解析対象のがん遺伝子それぞれの流量が数値化され、グラフ上でご覧いただけるようになっています。

Target

解析対象となるがん遺伝子

  • ABL1 T315I

    骨髄腫、リンパ腫,
  • AKT1 E17K

    乳がん、皮ふがん、白血病、軟組織がん、肺がん
  • ALK F1174L

    神経芽腫、唾液腺がん、前立腺がん
  • BRAF V600E

    咽頭がん、皮ふがん、大腸がん
  • BRAF V600K

    皮ふがん
  • BRAF V600R

    皮ふがん
  • EGFR E746_A750del

    肺がん
  • EGFR G719S

    肺がん
  • EGFR L861Q

    肺がん
  • EGFR T790M

    肺がん
  • FLT3 I836del

    リンパ腫
  • IDH1 R132H

    骨髄腫、リンパ腫
  • IDH2 R140Q

    骨髄腫、リンパ腫
  • IDH2 R172K

    骨髄腫、リンパ腫、胆管がん
  • JAK2 V617F

    骨髄腫、リンパ腫
  • KRAS G12A

    大腸がん、肺がん、膵臓がん、子宮内膜がん
  • KRAS G12C

    肺がん、大腸がん、膵臓がん、子宮内膜がん
  • KRAS G12D

    大腸がん、膵臓がん、肺がん、胆管がん、卵巣がん
  • KRAS G12S

    大腸がん、肺がん、膵臓がん、胆管がん
  • KRAS G12V

    大腸がん、膵臓がん、肺がん、卵巣がん、子宮内膜がん
  • KRAS G13D

    大腸がん、リンパ腫、肺がん、膵臓がん、子宮内膜がん
  • NRAS Q61K

    皮ふがん、リンパ腫、大腸がん、咽頭がん
  • NRAS Q61R

    皮ふがん、咽頭がん、リンパ腫、大腸がん
  • PIK3CA E542K

    大腸がん、乳がん、子宮内膜がん、腎盂・尿管がん、上部消化管がん
  • PIK3CA E545K

    乳がん、大腸がん、腎盂・尿管がん、上部消化管がん、子宮頸がん
  • PIK3CA H1047R

    乳がん、大腸がん、子宮内膜がん、卵巣がん、上部消化管がん

Workflow

検査・解析ワークフロー

医療施設
<検体採取>
・採血(10cc×2/人)
・梱包
・輸送手配
解析センター
<解析>
・DNAの分離
・エンドポイントPCRによる増幅
・特異的プライマーにより塩基伸長
・ビオチンで標識
・変異アレルのみを濃縮
・質量の分析
ドキュメントセンター
<可視化>
・検査結果表作成
・検査結果の発送
医療施設
<検査結果>
・結果の説明
・以後の判断

ご参考

http://clinchem.aaccjnls.org/content/clinchem/suppl/2015/02/02/clinchem.2014.222679.DC1/HECTEF_CCP_2015_01_No_1.pdf

Contact

お問い合わせ

導入、販売のお問い合わせをお待ちしております。
折り返しご返答させていただきます。

医療施設名・法人名
担当者氏名
Eメールアドレス
コメント
確認画面は表示されません。上記内容にて送信しますので、よろしければチェックを入れてください。